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2014年1月16日 (木)

10種類の怒り

今日から「怒らない練習」という本を読んでます。

私自身は日常生活であまり怒ったりしないのですけれど、お客さんには必要な人も多いかと思い、前々から読んでみようと思っていた本です。

怒りの感情には大きなもの、小さなもの、いろいろあります。この本では、些細な怒りに気づくことや、その怒りがどの種類なのかを理解することが大切だと書いてあります。

仏教では、怒りを10種類に分類しているそうです。あなたの怒りが10種類のどれに当てはまるかを簡単に診断できる、チェックリストが載っていましたのでご紹介します。

質問:あなたの今の怒りの感情は、以下のどの怒りに近いでしょうか?当てはまるものを選んでください。

  1. 「なんだか楽しくない」「つまらない」「退屈だ」「嫌だ」などの、暗い気分が少しある。
  2. 怒鳴ったり、わなわなと震えたり、誰から見ても「あの人は怒っている」とはっきりわかるほど怒っている。
  3. 過去の嫌な出来事を、繰り返し思い出して怒っている。気分を変えようとしても、また嫌な気持ちに戻ってしまう。
  4. 人の欠点を探し、悪いところを見つけられると「大したことないな」と安心するのだが、自分より良いところを見て怒ってしまう。
  5. 人に注意や文句を言おうとして怒りはじめたのだが、一言だけでは気が済まず、ずっと怒りの言葉をぶつけたり、嫌がらせを続けたりしている。
  6. 自分より優れた他人と自分を比較して「あの人はできるのに、自分はできない」と、落ち込んだり嫌な気持ちになって、怒っている。
  7. 自分がとても苦労して準備したものを、他人が利用して楽しんでいるのを見て、気分が悪くなっている。
  8. 自分が大事だと強く思っているやり方に対して、他人がとやかく言ってきて、自分に指図しようとしていることに腹が立っている。
  9. 「もっと勉強しておけばよかった」とか「お金のあるうちに貯金しておけばよかった」など、過去の失敗にこだわって、嫌な気持ちになっている。
  10. 理由もなく、「壊したい」「殴りたい」「殺したい」などという、大量かつ無差別に破壊したい気持ちがものすごく強くて止められない。

あなたが選んだ怒りは、仏教ではどのような種類の怒りに分類されているかを診断します。10種類の怒りのどれに該当するでしょうか?

怒りの種類

1の怒りは「基本的な怒り【Dosa】」タイプです。
仏教では怒りを、基本的な怒り1種類と、基本的な怒りのエネルギーが暴走して姿を変えたもの9種類に分類します。この基本的な怒りをパーリ語でdosa(ドーサ)と言います。ドーサのもともとの意味は「穢れる」「濁る」で、いわゆる「暗い」という意味です。また、何かに対して感じる「嫌だ」という思いです。

2の怒りは「憎悪【Vera】」タイプです。
Vera(ヴェーラ)は、基本的な怒りであるドーサが強くなって、外見に現れるほど高まった状態です。ドーサを放置しておいたために心が暗さを増し、歯ぎしりしたり手が震えたりなど、体の状態に影響を与えるまでに育ったものです。自分でも「今、私は怒っている」と感じられるので、気づきやすい怒りです。

3の怒りは「怨み【Upanaha】」タイプです。
Upanaha(ウパナーハ)は、基本的な怒りであるドーサが芽ばえた後、それをくりかえし思い出すことによって増殖してしまった怒りのことです。その特徴は「忘れがたい」ということです。一度起きたドーサが忘れられず、思い返し続けるせいで、妄想がふくらみ、いつも不幸な状態になってしまうのです。

4の怒りは「軽視【Makkha】」タイプです。
Makkha(マッカ)は、人のよいところを軽視する感情です。この気持ちも、最初は基本的な怒りドーサから始まります。人を見たとき、その悪いところや弱点を見たいと思う気持ちはドーサの段階です。しかし、その人が長所や能力をもっていて、「大したことない」と思いたいのにできないとき、強い怒りマッカが生まれます。

5の怒りは「張り合い【Palasa】」タイプです。
Palasa(パラーサ)は、戦い続けること、相手をつぶそうとし続けることです。はじめは、基本的な怒りドーサの範囲にとどまっています。相手に対して「勝ちたい」と感じる程度です。しかし、この「勝ちたい」「相手をつぶしたい」という気持ちが度を超えると、いくら攻撃しても収まらない怒りパラーサとなります。

6の怒りは「嫉妬【Issa】」タイプです。
Issa(イッサー)は、相手の悪いところを見たいという暗い気持ちドーサを抱いたときに、相手のよいところが見えてしまうと生じます。相手の長所が見えるときの怒りが、相手に向かうとマッカ(軽視)ですが、「なぜ私にあんな長所がないのか」と自分に向かうとイッサー(嫉妬)になります。比べる相手は無数にいるのでイッサーも増幅します。

7の怒りは「物惜しみ【Macchariya】」タイプです。
Macchariya(マチャリヤ)は、自分がもっている幸せや楽しみを人に分けてあげたくないという感情です。人が自分と楽しみを共にすると損をしたように思う、ケチな気持ちです。他人と喜びを共有できないため、心が暗くなって不幸になるのですが、その不幸に気がつかず幸せを独占しようとするのです。

8の怒りは「反抗心【Dubbaca】」タイプです。
Dubbaca(ドゥッバチャ)は自我が強くて、人の忠告や教えに対して反発をもつ感情です。他人や世間とのコミュニケーションを拒絶している状態ですが、それでも人間は周りと関わらずには生きていけませんから、常に嫌な思いをしています。そして教えを聞き入れないので人間としても成長が止まってしまう、恐ろしい怒りです。

9の怒りは「後悔【Kukkucca】」タイプです。
Kukkucca(クックッチャ)は後悔です。これは、過去に失敗した経験を思い出したときに、自分に向かって抱く怒りです。嫌な気分を何度も何度も繰り返してしまい、明るい思考ができなくなります。心が過去にとらわれてしまうので前に進めなくなり、成長が止まってしまう、たちの悪い怒りです。

10の怒りは「激怒【Byapada】」タイプです。
基本的な怒りドーサが度を超えた状態です。ドーサそのものが単独で成長したことです。壊したい、他人に不幸をもたらしたいという気持ちですが、はっきりとした理由がありません。そのため、妄想が無限にふくらみ、「どこまでも破壊してやる」ときりもなく考えます。大量殺戮につながる感情です。

 

 怒らない練習 アルボムッレ・スマナサーラ(著)より引用

怒りを克服するには、まず自分の中にわきあがる怒りに気づくことです。
あなたはどの怒りのタイプだったでしょうか?

自分の怒りであれ、他人の怒りであれ、怒りに対処するためには、まずその怒りに気づき、それがどんな種類の怒りなのか知り理解することが重要です。

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