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2010年3月12日 (金)

承認とパワー

「負けず嫌い」という言葉。私はこの言葉とはまるで縁がないと思えるほど、昔からそういう気持ちや感情になることがありませんでした。

誰かに勝つ。誰か優れている人がいるからといって、それに負けないよう頑張る・・・・。そう思って「頑張る人」というのは周りに沢山いましたが、私はどうも勝ち負けにこだわれるタイプではなく、マイペース人間なので、人がどうしてそのように思うのか、とても不思議でした。

学校のテストで学年で1番の成績だったとしましょう。先生があなたに敬意を払い、両親も「よくやった!!偉いぞ!!」と褒めてくれ、あなたは頭がよい、成績が優秀だと皆から注目を浴びます。

このように注目され、褒められると、気分が良くなります。注目を浴び、個人として認められることにより、エネルギーに満ち、自信もつきます。晴れ晴れとした気分にもなるかもしれません。両親はあなたに優しくしてくれたり、褒めてくれたり、成績が良かったから何かを買ってくれる場合だってあるかもしれません。

そして理解します。他人からの承認と愛を得るには、あなたは勉強して、1番になればよいのだと思うようになるのですね。

これは、野球でホームランを打つこと、50メートル走で1番になること、ハンサムだ&美人だと人から賞賛されること、明るい性格で人に好かれること、音楽の才能がある、面白い奴だと言われること、絵が上手いと言われることなど何にでも当てはまります。

そして、ある項目で注目され、褒められたり、喜ばれたりすると、子供はその項目を一生懸命伸ばしていこうとします。

医者の家系で、代々お医者さんばかりやってきている家庭で、いくら絵が上手でも、音楽が好きでも、スポーツ万能でも、両親にあまり褒めてもらえなかったとします。

すると、音楽が好きでその才能があったとしても、評価してくれなかったり、認めてもらえず、ピアノを習いたいと言ってもやらせてくれないかもしれません。その両親からすると、音楽は価値がないのです。

そして、両親の思う方向へ、医者になるよう、勉強するように仕向けられます。大人になって、医者になり、特に好きでもない職業につくというわけです。その人物はミュージシャンやピアニストにはならないのですね。

こうして、ある職業で仕事の能力はあるし、周りからも評価され、認められているけれど、自分としてはその仕事をやっていてどこか満足感や達成感やがない、虚しいと思うというようなことが起こります。でも本当に自分らしく、自分のやりたいこと、自分が活き活きするようなことをやり、自分が思うような、望む人生を歩んでいれば、満たされているはずなのですね。

親の愛というのは、条件付きの愛の場合がほとんどです。成績が良かったら、褒めてもらえ、成績が悪かったら、評価してくれません。その親の価値観によって、褒めてもらえる項目は違います。オリンピック選手やプロ野球の選手が親なら、スポーツが出来ることを期待され、東大卒の親なら学力を、親が俳優だったらまた違うでしょうし、それぞれ期待されたり、褒めてくれる項目は違ってくるでしょう。

良い子だったら、何かをすれば、褒めてもらったり、認められたり、愛される。けれど、もしそうでなかったら、褒められない。愛されない。怒られる、親の機嫌が悪くなる。そうやって、幼い内から子供は即座にその事を学びます。

誰でも人からけなされたり、怒られたら、元気がなくなったり、やる気がなくなったり、落ち込んだりしますよね。人から認められていないと、パワーがなくなるのです。そして注目されたり、認められたり、褒められたり、何かをすると愛されるというのであれば、満たされ、気分がよくなり、パワーを感じることが出来ます。

そして、親や大人、周囲の人から褒められたり、愛されるような事柄を沢山するようになってしまうのですね。容姿やスタイルの事を褒められて育った人は、勉強で勝負するよりもモデルになりたいと思うかもしれないし、面白いことを言って周りの人を笑わせていた人は、お笑い芸人になるかもしれませんし、もし両親が絵とか歌を歌うことを褒めてくれなかったとしたら、それらの事柄は続けてやってみなかったので、画家やミュージシャンにはならないかもしれません。

「○○さんはハンサムだ。」「あの人は仕事の出来る人だ。」「あの人は成功者だ。」「△△君は、勉強がよく出来る。」
上下や優劣をつけずに事実としてただ言っているのではなく、誰かと比較して親がいつもそのような事を言っていると、子供は他人と比較する癖=考えがついてしまいます。

他人といつも比較し、他者より優れているか、劣っているか、良いか、悪いか、成功と失敗、勝ち負け・・・。両親や社会の影響で、絶えず自分と他人を評価するようになってしまうのですね。世間ではそのような比較やジャッジが当たり前になっていますが、瞑想では、この「批判、非難、ジャッジ」の思考を落とせとよく言います。

比較することによって、ある項目では、「自分は素晴らしい。」「優れている。」「すごい人物だ」とパワーと達成感、満足感を得られるでしょう。でもそこには落とし穴があります。

ある人より自分は勝っている。そう思うと気分はよいかもしれませんが、同時に、必ずその分野でも自分より優れている人がいるので、その人と自分を比べ、劣っていると惨めな気持ちにもなるのです。オリンピックで金メダルをとっても、世界一の記録だったとしても、いつかその記録は破られます。

大金持ちでも、他の人が素晴らしいお城を持っているのを聞くと、劣等感をかんじるのですね。

同じ分野でもそうなのですから、他人と比較する癖を止めないと、いつもいつもどこかで惨めな気持ちになる羽目に陥ります。秀才と言われ、学力には自信があるが、女性には全くモテないとか、料理は得意だけど料理以外の家事は全く駄目だとか・・・。

他人と比較すること自体を止めない限り、他の分野で誰かが優れていると思う度、苦しむことになります。

スポーツで競うのだったらよいかもしれませんが、日常生活で常に誰かと何かを競っていたら、ずっと葛藤し続け、穏やかな状態にはなれず、惨めなままになってしまいます。

比較することによって得られるパワー、他者より力を持っているという感覚(権力)、達成感。力強く、魅力的に思えるかもしれませんが、常に他者や外側の環境、誰かの承認等に依存していますし、いつ転落するかわかりません。

常に競争して自分の地位やポジションなどを維持し、他人からの承認が必要になります。

「権力」と書きましたが、それは政治、社会的にとか、会社での派閥とかだけでなく、小さな単位では、家庭で○○を買うのに誰の意見で決まるか、TVのチャンネル争いで誰が勝つか等も入ります。

誰かに認められなくても、地位や権力がなくても、そんなことをしなくても、自分で自分のことを愛し、認めることができれば、他者と比較したり競争する必要はなく、満たされた状態でいることが出来ます。

誰かから認められてパワーを得るのでなく、自分自身で認めることによって満足感や達成感、パワーを感じることが出来るのです。

比較すること、他人と競争すること、評価すること。これらの事を止め、ありのままの自分と他者を認めてください。

通常、子供は褒められた項目、他者に認められた事柄、好きなこと、誰かと比較して勝っていると思う事柄に関する性格や能力、趣味等をやり、他の才能や性格は伸びていきにくくなります。大人や周りの人達がありのままの子供を受けとめてくれればよいのですが、そうでなければ、周りの人や親の意見と違うことを、その人達に逆らってやることになるので、苦労することになります。

周りの人に認めてもらうことや人の意見を参考にするのも大事だとは思いますが、自分らしく生きるよう、自分自身で自分の事をしっかりと受け止め、認めてあげてくださいね。そうすれば他人の承認がなくても、あなたはあなた自身で満たされ、幸せに生きることが出来ます。

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コメント

はじめまして。
いくつかあまりんさんのブログ拝見させていただき、自分と細かいところまで本当ににている方だな~と思いました。
私も父親との関係性があまりんさんと全くおなじです。そして競争の意味がわからず小さいときはかけっこも後ろからくる子にどうぞどうぞと先にいかせるようなマイペースな子供でした。
運動も苦手でしたし、寝るのすきですし、自己評価が低く、大人しい子供でした。共通点が多いと親近感がわきますね
σ(^_^;)
そして今はかなりすぴっこで、超敏感体質です。
色々感じすぎてかなり変態扱いされます。
これをキに仲良くなれたらいいなと
思います(^∇^)
インナーチャイルド前世退降など
色々興味深いです。
また遊びきますね☆彡

投稿: coco | 2011年4月17日 (日) 17:48

cocoさん

お返事が大変遅くなってしまい、申し訳ございません。

私と随分似ているのですね!!
びっくり!!
私とここまで共通点が多い人がいったいどんな方なのか、実際にお会いしたいです。
いつかお会いしてお話が出来ればと思います。どうぞよろしくお願いします。

投稿: あまりん | 2011年5月20日 (金) 23:55

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