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2006年8月26日 (土)

動物学校

ニューチャイルドという本に載っている、動物学校というお話を紹介したいと思います。

ある日、森の動物たちが集まって、学校を始めることにした
集まったのは、うさぎ、りす、鳥、魚、そして、うなぎで
彼らは自分達で教育委員会を作った
うさぎは、履修課程に「駆けっこ」を入れるように主張した
鳥は、履修課程に「飛ぶこと」を入れるように主張した
魚は、「泳ぎ」が入らなければならないと言い張り
りすは絶対に「垂直木登り」が入らなければならない、
と言った
みんなはこれを全部入れて、履修課程案内を書いた
そこで彼らは全員がすべての学科を履修しなければならないと強調した

うさぎは「駆けっこ」ではAを取っていたが
「垂直木登り」はうさぎにとってまったくの難問だった
うさぎは木から落ち続けた
じきに、
うさぎは一種の脳障害を起こして走ることもできなくなった
彼はそれまでAだった「駆けっこ」でCを取るようになった
そして、もちろん「木登り」はいつもFだ
鳥は「飛ぶこと」にかけては実に素晴らしかったが
地面を掘るときになるとあまりうまくできなかった
鳥はくちばしを折り、翼を折り続けた
すぐに彼は「穴掘り」のFだけでなく、「飛ぶこと」もCになり
「垂直木登り」になると、もう地獄の時を過した

この話の教訓は動物学校の卒業生総代に選ばれたのが
全科目で中途半端な成績だった知恵遅れのうなぎだったということだ
だが、教育者たちはみんな全員が全課目を履修したことで満足し
この教育は「広範囲教育」と呼ばれた

私たちはこの話を笑うがこれこそが現に起こっていることだ
これが、あなたたちが受けてきている教育だ

私たちは実際、誰をも他のみんなと同じにしようと試み、
そうすることで
存在が、ひとりひとりに与えた潜在能力を破壊している
聡明さは、他人を模倣することの中で滅びる
聡明なままでいたいと思うなら
模倣することをやめなければならない

自分を他の誰かと比較しはじめた瞬間
人は本来の潜在能力を失い始める
そしてその人はもう決して、幸せになることはない
人は、自分の明晰さを失い、自分のヴィジョンを失う
借り物の目を持つことにはなるだろうが
他人の目でどうやってみることができるだろう?
あなたに必要なのは、あなた自身の目だ
あなたに必要なのは、歩くための自分の足
鼓動するための自分の心臓だ

世界には、まったく新しい種類の教育が必要だ

            ニューチャイルドより

いろんな人々が私のところへ悩みごとや相談をしにやってきます。○○になりたいのだけれど、どうすればよいのか、何が障害なのか?☆☆するには、どうすればよいのか?こう聞いてくる人は、自分がやりたいことはわかっているわけですよね。

でもこんな質問をしてくる人もいます。自分が何をやりたいのかわからない。人生で行き詰まっているように感じ、これからどうしてよいのか迷っています。何をしたらよいのでしょうか、どうしたらよいでしょうか?こういう方は結構います。

自分のことなのに、なぜ自分がしたいことがわからなくなってしまうのか?原因はいろいろあるかと思いますけど、教育というもののせいもあるのではないでしょうか?私も実は、1年と1ヶ月前は、自分が何をしたらよいのかさっぱりわからない人間の1人でした。転職がしたい。事務関係以外の仕事をしたい。でも何をしたいのか、さっぱりわからなかったのです。

現在の教育というのは、他のみんなと同じようにまんべんなく勉強させ、その人本来の個性や興味のあることをのばすようには出来ていません。私が高校を卒業して、インドへ旅立ったのは、そのせいです。そこそこに良い先生はいたかもしれないけれど、その課目の本当の楽しさや素晴らしさを教えてくれた先生は1人もいなかったのです。なんのためにその勉強をするのか?それがよくわからなかったので、勉強しても楽しくなかったのです。社会に出たときに役立つとか、職をもらうために役立つ、受験のためと言われても、全然興味などわきませんから。

私はピアノを習っていました。中学校くらいの時にそれまでの先生が結婚で引っ越してしまったので、それ以降は別の先生が教えに来てくれるようになりました。先生はどちらの先生も好きでしたが、小学校の頃はピアノの練習がとても嫌いでした。ある程度になるまでは、指の練習のような曲ばかりなので嫌いだったのです。指の練習のハノンとか、何が面白くて練習しなければならないのかさっぱりわかりませんでした。私の家の向かいに住んでいた、その最初の先生は、指の練習をするような曲をしっかりやるように指導してくれました。

そして、後のほうの先生は、指の練習自体よりも、素敵なピアノの曲を教えてくれ、指の練習は程々にして、私が好きな曲をひかせてくれました。自分が素敵だと思う、曲をひける!そう思うと、練習も楽しかったです。

そしてどうなったか?最後の発表会で、私が好きなショパンの曲を演奏したのですが、途中で失敗してしまったのです。好きなこの曲をひくためには、指の練習もしっかりやっておく必要があったことが初めてわかったのです。後のほうの先生は、指がきれいに動くことよりも好きな曲を楽しむことを重点的に教えてくれたのでした。

もし小学生の時に、好きな曲をひくには、指の練習も必要だということ-2人の先生が教えてくれたことをわかっていれば、指を動かすだけの単調な曲でも嫌いな練習とは思わず、一生懸命練習したと思います。

本人がやる気になったり、興味がわくようなこと、また関心を持つように教えてくれるのなら、勉強もするでしょう。でもただ良い大学に入るために、受験勉強と押し付けるのでは、本人のためにはならないに違いありません。自分が何をしてよいのかさっぱりわかりませんとか、なぜか行き詰って迷っています。そのように思う人が多いのは、本当に自分のしたいこと、楽しいこと、やってみたいことをやらずに来ているせいなのではないでしょうか?ゲリーボーネルさんも言っていました。自分が心の底から、やりたいと思っていることには耳を傾けてください。絶対にこのへんでいいやと、妥協したりしないでくださいと。妥協すると、自分の本来の姿がわからなくなってしまいます。ものすごく遠回りになります。本来の自分でないことをやって、幸せになる人はいません。

私のこのスキルなら、この給料(時給)でこの仕事(事務)しか出来ない。私は派遣の仕事をやっていた時に、ずっとそう思っていました。妥協していたのですね。人間関係で人に合わしたりすることは必要かもしれませんけれど、自分の本当にしたいと思うことだけは妥協してはいけない。妥協するという、その考えを止め始めてから、私が楽しんでできる仕事への道が開き始めました。

多くの人がやっているからといって、その道が自分に合っているかどうかはわかりません。多くの人が通る高速道路しか道がないわけではないのです。まず自分が今、幸せかどうか考えてみてください。幸せでないのなら、あなたの道は、違うのかもしれません。別のオリジナルの道があるのかもしれません。

どうか人や親の意見、社会がそうだからといって、自分が本当にしたいことを諦めたりしないでください。自分の内側の声を聴いてください。自分のハートのベルが鳴る道を、本来の自分の道を歩んでください。

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コメント

おはようございます。

こないだあまりんさんからコメントがあり、大変びっくりしました。(すいませんっ!!私のような世界の片隅で独り言をつぶやくブログにっ!!)

私は、今年になって精神世界に興味を持つようになり、いろんな本を読んだりしています。自分にはそういう目に見える力はないのですが、そういう本を見るたびに、自分にも、自分にしか出来ない何かがあるのかな~と漠然と考えるようになりました。

あまりんさんの言うように、今の教育というものにはたくさんの間違いがあると思います。小さい頃にあった、何にでも好奇心を持って毎日がエネルギーの固まりのようだったものが、だんだんと周りと同じようにしなきゃいけない生活が学校・社会と関わりだしてきてから、自分が小さく小さくなっていくのが感じられたことを思い出しました。

今、私も「自分がどこに向かってるのか」を考えながら暮らしていますが、あまりんさんの助言などで、日々気付かされることもしばしばあります。ほんとにありがとうございます。

これからも、ずっと見させていただくのでよろしくお願いしますね♪ではでは。

投稿: char | 2006年8月26日 (土) 08:03

あまりさん、こんにちは^^
名前だけで、入力してしまいました。すみませんっ><。
先日はメールのお返事をありがとうございました。とても驚いたのですが、とても嬉しかったです。。。
今日のお話は何か、私にあまりんさんが直接お話してくれているように感じました。
人の意見や親の意見に惑わされず、自分の心にほんとうにやりたい事を問いかける・・・。それを妥協しないでやる事。
今すぐにはやりたいことも思い浮かばないのですが、日々自分に問いかけてみたいと思います。ありがとうございました。^^

投稿: mayumayu | 2006年8月26日 (土) 11:12

あまりんさん、こんにちわ。
いつもコメントしないで踏み逃げ?なのですが
(ごめんないさい!)
今回の記事はぐっときてしまいました。
今、とても慣れ親しんだ居心地のいい温泉を出て
新しいところへ踏み出そうとしているところです。
「正しいことをしようとしてるのは、わかってる。
でもやっぱり不安だし、怖い。」って思ってたところを
救ってくれた気がします。ありがとうございます。

投稿: ヒトミ | 2006年8月26日 (土) 13:33

charさん

『世界の片隅で独り言をつぶやくブログ』ですか?そのネーミングに1人でうけてしまいました。ネーミング大賞差し上げます!
何にでも好奇心を持って、エネルギーでいっぱいだった頃・・・子供ってそこがいいんですよね。
これからは、どんどんそんな気持ちを思い出して、楽しくすごしてくださいね。


mayumayuさん

掲示板やブログにコメントを書いて、メルアドを載せると、迷惑メールを送ってくる連中がいるかもしれないので、名前だけの入力で十分ですよ。mayumayuさんのメルアドはわかってますし。
自分がほんとうにやりたい事、ゆっくりでよいのでみつけていってくださいね♪私もどんどん新しいことをみつけていきたいと思っています。


ヒトミさん

皆さん慣れ親しんだものを手放すのは恐いものです。でも同じことばかり繰り返しやっていては、人生は退屈かも!不安な気持ちはあるでしょうけど、1歩進んで、新しいことにも挑戦してみてください。
初コメント、嬉しかったですよ。

投稿: あまりん | 2006年8月30日 (水) 00:32

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